Reincarnation Chorus

2021年08月23日 カテゴリー:自作エフェクター(アナログ)




デジタルディレイIC PT2399を使ったコーラスを昔設計しようとしてあきらめたことがあり、再挑戦ということで製作しました。PT2399自体の解説についてはElectroSmash - PT2399 Analysisや過去記事(PT2399 周辺コンデンサ検討)をご参照ください。

PT2399の6番ピンを使ってディレイタイムを適切に揺らすのは困難だったので、2番ピンへLFOを接続するLittle Angel Chorusをベースに考えました。ただほとんど別物になったため、Reincarnation(リーンカーネーション、生まれ変わり)という名前としました。

▽回路図・レイアウト(KiCadデータはGitHubへ)


(実際は基板発注しましたが、ユニバーサル基板で製作可能なレイアウトとしました。)

---以下2021年9月14日追記---

Rate、Depth両方が最大の状態だとボツボツというクロックノイズが聞こえることがわかりました。どちらか一方を少し下げての使用をお願いします。

▽Rev.B基板(基板販売ページはこちら

基板の再販にあわせて新たに作り直しました。ポットの向きが以前と違い上下逆さまですが、各配線をやりやすくしています。また、LEDとR23(LEDの電流制限抵抗)を基板に配置することが可能です。「LED-」表記のパッドにLEDのカソードが接続されています。