HT8970 特性測定

2021年08月11日 カテゴリー:実験等



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HT8970は、PT2399に似たデジタルディレイICです。2020年12月に生産終了していますが、しばらくはAliExpressで手に入ると思います。データシートによると、RAMサイズが20キロビットとなっており、PT2399(RAM44キロビット)よりディレイタイムが短くなります。



PT2399の時と同様に、下図の回路でC9 = C11の容量値を変えた場合の特性等を測定します。C7 = C8 = 100nF、入力レベルは-10dBu(約0.69Vp-p)です。比較のためPT2399のデータも掲載します。
※今回購入したものは何かしらの製品基板から取り外した中古品のようです(本物かどうか不明です)。



HT8970はPT2399と特性が違っているということがわかりました。特に長めのディレイタイムで使うのは厳しいです。ディレイタイム最小でコーラスにするとしても、生産終了品なので新規設計に使いたくないところです。……ということで、残念ながらHT8970の使い道はあまりなさそうという結果になってしまいました。