Elecrowのレーザーカットサービス注文用メモ

2020年10月23日 カテゴリー:メモ・雑記



Elecrowのアクリルカット木材カット注文時の自分用メモです。
<利用例>
Ibanez TS9 TUBE SCREAMER アクリル製ケース & 木製ケース
Fuzz Face 積層アクリル筐体
※2020年9月時点での情報です。仕様変更にご注意ください。




【KiCadでのデータ作成】
基板上のジャック等の位置に合わせてアクリルのデータを作成したい場合、元のPCBデータ(.kicad_pcb)をコピーして編集します。ただしカーソルがグリッド単位になるので、円の接線等作図しにくい場面が出てきます。

20_259_3el.png
Edge.Cutsレイヤーに作図します。線が途切れているかどうかをDRCでチェックできます。3D表示もできますが、複数枚分のデータがあると穴部分が表示されないようです。Cmts.Userレイヤーに提出ファイル用の寸法線を入れます。その他の寸法線や下書き等はDwgs.Userレイヤーに描いています。

(1) DXFファイル出力
20_259_4els.png
プロットの出力フォーマットをDXFとし、Edge.Cutsレイヤーのみ出力します。DXFオプションはチェックを外し、Export units: をmmにします。

(2) PDFファイル出力
Elecrowの注文ページに外形寸法を伝えるよう記載があります。TXTファイルでもよいらしいですが、念のため寸法線が入ったPDFファイルを準備することにしています。
20_259_5elss.png
印刷からEdge.Cuts、Cmts.Userレイヤーを選択し、Microsoft Print to PDFでPDFファイルを出力します。

(1) (2) で出力したDXFファイルとPDFファイルをまとめてzipに圧縮し、注文ページでアップロードします。



【Jw_cadでのデータ作成】
私は昔から製図関係はJw_cadというフリーソフトを使っています(今は他に使いやすいフリーソフトがあるかもしれません)。このソフトでDXFファイルをそのまま編集します。

20_259_6elsj.png
印刷→Microsoft Print to PDFで外形寸法を入れたPDFファイルを出力します。このPDFファイルとDXFファイル本体をまとめてzipに圧縮し、注文ページでアップロードします。